6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

五つの傷

五つの傷―心の痛みをとりのぞき本当の自分になるために

五つの傷―心の痛みをとりのぞき本当の自分になるために

この本によると、

  1. <拒絶>による傷・<逃避する人>の仮面
  2. <見捨て>による傷・<依存する人>の仮面
  3. <侮辱>による傷・<マゾヒスト>の仮面
  4. <裏切り>による傷・<操作する人>の仮面
  5. <不正>による傷・<頑固な人>の仮面

というのがあるらしい。「それぞれの傷は、その傷に特有の心の態度と振る舞いを生み出します。そうした感じ方、考え方、話し方、行動の仕方は、経験することに対して自分が<反応>しているということを示しています。」いやはや、ドキリ。

読みながら、わたしの今の外見からすると、とか、小さいときに感じていたことから想像すると、とか、今、とても心配なある人のことを思い浮かべると...というところまで、つい思ってしまったのだけれど、今、まさにわたしが陥っているパターンというのは、まさに最後の「頑固な人の仮面」そのものだ、と思った。おまけに、顔に普段はできない大きな吹き出物ができていたときに、ちょうどその部分を読んだので苦笑してしまったほど。

折りしも、そんなときに「聞くこと」に対して、自分の欠点を見つけてしまった。子どもの話にも耳を傾けることが難しかったし、同じ仕事をしている人からの話をすべてきっちりと聞く、ということに対して、すごく忍耐がいったわけで...途中で、「あー、わかった、こういうことでしょ?」みたいな気持ちになってしまって、そういう自分を抑えるのが大変だったりしてね。

今週の気づきは、そこ。自分がする仕事の線引きがわからなくなってしまっていて、よくあることだけど、自分がやったほうが早いとか、きっと相手も気づいてないから助かるかな、とかも思ってしまっていたけれど、そうじゃないなぁと。ちゃんと伝えることも大事だし、もとよりちゃんと耳を傾ける必要を感じたわけで。

たぶん、「頑固な人」という部分は、小さいときから学生か、社会人になってすぐに感じていたことが多くて、最近、お役をいただいてから、「かつての自分」っていうのをすごく思い出すようになったんだけど、そのときの自分に感じるものと思う。最近の自分の外見からしても、本当は「マゾヒスト」のほうだと思うんだけどね(「他人と同化しやすい」のもしかり?)...まぁ、ほかのことも読んでいるときにはあてはまるような気もしていたから、程度のの差こそあれ、いくつか抱えているんだろうな、とも思ったんだけどね。