6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

不毛な感覚>小学校のPTA会長さん

友人が「子どもひとりにつき1回は委員会活動に携わってほしいというのなら、もう少し活動を効率よく合理化してほしい。現在のペースで集まりがあったり、作業があったりすると、なかなか働いている親にとってはかかわりたくても参加しづらい」という趣旨の発言をPTA役員に向けてしていた。別段、仕事の有無にかかわらず、だいたい月3回も集まりがあるとなると、それなりに誰しも調整が必要なのではないか、と思うのだけれど。


確かに、実際の運営に関する作業量も多く、時期的なこともあるんだということはよくわかる。同時に、合理化・効率のよさを追求しすぎると、特に、小学校の「子どものため」という活動においては、弊害もあるのも確かであり、それほど簡単に量を減らす、というのは難しいというのもよーーーくわかった上で、...でも、その上で、意見としては、とても大事にしておく内容だと思うんだけれども、この友人に対して、会長は「子どものための活動なのだから、それなりに(仕事などの予定を)調整してもらう必要はある」とかなんとか話し始め、「とはいっても...」と返したら、「子どもと仕事とどっちが大事なんですかーー!」ときたんだって。ふー。


ちなみに、この会長は「自営業のパパ」。どんな仕事をしているのかわからないし、自営業こそすべてが自分にかかっている、っていうのがあると思っているので、会社員だからand/or自営業だからどうのこうの、というのはないつもりなんだけど、そういう論理の展開になるとは...いやはや、専業主婦のわたしでもゲンナリしてしまいました。もとより男の人なのにねぇ、という部分もあるし、うん。その話を聞いて、思わず「では、あなたは奥さんと子どもとどっちが大事ですか?」って尋ねてみたくなってしまったくらい。すごくナンセンス...!!


働く母たちが必ずしも自分の中の「働きたい」という気持ちだけで働いているわけでもなく、中には、やっぱり生活のため、という部分だってある人だっているだろう...いえいえ、広い意味でいえば(すなわち、今すぐ困窮、というわけではないにせよ、いろいろなことを思って)生活のために働いている人が大半なのではないか??と思うのだけれど。


そういう不毛な反論をしても仕方ないけれど、この人が会長さんのうちは、あまり委員会活動したくなくなった、というのが正直な感想。まぁ、その下にいた副会長さんがすごく頭のよさげな人だった、というのがせめてもの救い、だけれども。