6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

引き受けました

金曜日は、各役員さんたちが集まって、昨年度の決算報告があった上で、今年度のお役決めがありました。2月末に役員になってから、何人かの人に「上の役に出るの?」と聞かれたことがあったけれど、ずっと「器ではない」と思っていました。いや、器ではない、というのは、今だって思っていることなんだけれど。

幼稚園の役員の先にある「役」というのには、単純に、能力がある・リーダーシップがとれる・働く...というだけでは済まないと常々感じていて、たとえば小学校のPTA役員のほうが数倍「作業」はあって大変だと思うけれど...やっぱり小学校だと、そういう活動に無関心という人たちがかなり多くて、そういう声にならないところに対しての配慮、というのは、ある程度、一方通行でよいのだと思う(こういいきってしまうと、PTA役員の人たちには申し訳ないと思うところもあるけれど)。
かの幼稚園の役としては、本当に「全員」のことを考えなければならず、そこには「参加しない自由」という大前提のもと、参加しない人たちの思い、というのもおのずと汲まないといけないわけで。

そして、今年度、気になる流れがあったのも事実。新旧への移り行く変化の中で、どうしても軋轢めいたものを感じており、もちろん、時の流れと共に変わっていくところはあるんだと思うし、今でさえ、数年前とはずいぶんと異なる雰囲気になっているんだともわかっているんだけど、それにしても...みたいな思いがやっぱりあって。いろいろとそういう話を聞いて、せめて最後の1年、悔いのないようにしたいな、という思いもあって、思いきってやることにしました。

ちょうどある人との間にあった小さな溝もなくなりました。以前に、ある幼稚園でのことで気持ちの行き違いがありまして。ほどなく、間に入っている、その仕事する人がちゃんと伝えてなかっただけで、余計なことになったんだなぁとわかったので、昨年度はそういうわだかまりもなく、話したりしていたんだけれど、わたしとしては、そのことがずっと引っかかっていて。そのことを改めて話す時間が持て、ほかの話を通じて、同じ物事をそれぞれの立場で見ていて、同じように思っていたことを知り、なんだかすごく共感してしまったわけで。

いっしょにやりましょう、というのとは違って、そこは「自分なりの決断」をもって、役を引き受けるわけですけれど、あー、こうして何年か前の出来事がすーっと氷解して、さらに、共通する思いが多くあって、ここでいっしょにやらないと、後々後悔するなぁというのが強くなったわけで。自分のうつわではないところもあるし、必ずしもきれいな部分だけではなく、いいとこどりもできないし、えり好みもできないし、いやな役目もいやな思いもすることも十分に覚悟して、それらをすべてひっくるめて、今後1年、いろいろ学びたいなぁと。

これまでの中で、いろいろネガティブなことも思ったし感じたけれど、それももうおしまい。まだまだみんなにはいろいろな思いがあり、いろいろと異なる部分も少なからずあるかと思うけれど、こうしていっしょに引き受けることになったのも何かのご縁だし、
何かすてきなものに変えていけたらな、とも思う。

人のせいにしたり、人のことを勝手に判断したり、自分と相手との力関係を比べてどうこうと思ったり、そういうのはやめたい。自分ができることを粛々と、気負わずにひとつひとつ。わからないことはまわりの人たちに相談して、助けてもらって、というか。

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いろいろな友達から、その後連絡をもらったんだけど、ほんと、その人それぞれの表現があるんだなぁと感じた。引き受けてくれてありがとう、協力するよ、うれしい、などなど、いろいろな気持ちがあったけれど、それぞれの個性が出る表現で、その人の人柄がでますね...自分の気持ちを素直に、その人らしく表現して、伝えられるのって、とっても素敵だなぁと思いました。

いろいろな形でのかかわり方があって、いろいろなかかわりがあって、いろいろな人たちがそこにいる。
わたしだって、このタイミングでないとできないこともたくさんあったし、今回もそのひとつ。ほんと、悔いの残らないよう、ラスト1年を楽しい時間にしたいなぁという思いを持ちつつ...!!!!