6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

耳が痛くもあり、かな。

普通の家族がいちばん怖い―徹底調査!破滅する日本の食卓*1を読んでいる途中。主婦の手抜き食卓、という話題にはひたすら「そのとおり!」と家族に後ろめたい気持ちでいっぱいのわたしですけれども、ここまで言われなくても...っていう気持ちと、確かに気になるところだというところと、自分もそのとおりだなぁと改めて思いながら、読んでいる次第で。そこまで自分(専業主婦?)を自らへり下って見なくても...というのはあるんだけど、言われている部分に「耳が痛い」ところがなきにしもあらず。著者が女性でご自身はどのような暮らしぶりで?というところは確かにあるんだけどね。

別に「くつろぐため」にオットの実家に行っているわけではなく、あくまでオットと孫たちの顔を...ってところなんだけど、そこで、ほぼ「上げ膳据え膳」って感じなのも確か。料理大好きな義母義妹がいる手前、台所に入るのが気兼ねするんだけど、やっぱりなるべく気遣い、身軽に動いて手伝うところを絶えずアピールすべきかしら、と思ったり。周囲を見渡してみても、クリスマスは本当に盛り上げているなぁと思うし、きちんと四季折々イベントに合わせて、飾っていたりするのを見て憧れる自分もいて、少しだけ取り入れてみたりもしてさ。子どもが小さいうちだけ、というつもりでも、だんだんと感覚が変わっていくのかもしれないし、こういうのが「フツウの家庭」なんだったら、今の自分はまだ「うーん」と思うところもひっくるめて、そういう方向になんとなく向かっているのかな、なんて、半分ドキドキしながら読んでいるわけで。

もともとイベントニガテだなぁというのもあって、イベントに対して消極的な自分。だけど、そういう母を持つ子どもたちなら、やっぱり気の毒かなぁとがんばってみようと思う自分もいるし、やっぱりどこか「キモチワルイ」と思う自分もいて。まだ小さいうちはがんばってみるのもいいけれど、どのくらい、いつまで?と思うとどうだかなぁ。おせちはビックリするくらい好んで食べる子どもたち(そしてオット)なので、次のお正月は形式的な感じじゃなくって、量もしっかり作ろうと思っているところだけど...まぁ、鵜呑みにしていないけれど、気づかされるところはボチボチあるかなぁ。あまり読後感は気分のいいものでは決してないのだけれど。

*1:出版社のページ:http://www.shinchosha.co.jp/book/305851/