6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

9年間のそだち

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今日の午前中は、長男が幼稚園の前の年、1年間通っていた幼児教室の同窓会だった。40年近く続いていたのだけれど、今年度限りで閉鎖となる。母子の子育て支援、といってもこの10年くらいのうちに大きく変化しているのはなんとなくわかるけれど、いざ閉鎖、となると...やはり残念としかいいようがない。

長男が通っている頃、長女は年中、ちょうどその前の年に入園して「子どもにはものすごくよい幼稚園だけど、母親にとってみれば努力を強いられる」とものすごい負担を感じていて、なんというか、わたしからすれば「母親の序列」にげんなりしてしまったんだった。それなりにうまくやっていけるかと思ったんだけど、女の人たちの輪に入るぎこちなさが強すぎて。たぶん長女の代の前後では幼稚園の印象も違うし、子どもの性質の違いもあった、と後からわかったし、なにもそんなに気にしないでもよかったのに、と今のわたしなら当時の自分に言えることなんだけど、ほんとつらかっただよなぁと思い出した。
 
そういうちょっと壁を作っていたころに通っていた幼児教室。そこではまた違う立場で母親の中に入っていって、長女の母、というよりかは、長男の母としての立場に変われて気楽だったと思う。幸い、長男もなじんでいたし、たかだか午前中だけの母親としての社交性を発揮するだけ、だったし(なんだかひどい人のようだな)。

長男が入園してにわかに園での母づきあいも変わったし、長男の人なつっこさに助けられて、いろいろな人とつながりもできて、景色がまったく変わったんだった。なりゆきでクラス役員にもなって...と。

その流れのまま、今ではすっかりそのころと違う自分だと思う。今でもぜんぜんダイジョウブ!というのとは違うし、それなりに結構気を遣っているのもあるんだけど、とはいえ、図々しさもあれば、それなりにテクニックや経験もあるから気にしすぎないで済む、というか、それだけがすべてではない、というのもあるし。

9年間、長男もとっても大きくなりましたが、わたしも母親として結構経験積んできました!というのを考えていました。

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その幼児教室には、発達心理学を専攻している「おかあさんの先生」がいらっしゃって、子どもの成長や発達、さまざまな影響のことをレクチャーしてくださっていたのだけれど、その先生に対してご相談していたのは、長男ではなくて、2つ上の長女のことばかりだった。ほんとうに長女は、手がかからなくて、なんでもできて、わがまま言わなくて、聴き分けがよくって...と未熟な母親であるわたしにはとても助かったのだけれど、それだけに思春期になったらバクハツ、みたいなことばかり気にしていた。おまけに2歳違いでオトウトができて(こちらもあまり手はかからなかったけど)、なんとなく母親に甘えきれない前になんでもできるようにしちゃった、という気が抜けなくて。

なんにも問題ないんだけど、きっとわたしの中の「理想の子ども像」を感じ取ってその枠にはめていっているというように感じる、というのがあって...ふたりだけの時間を少しでもいいから持ってみるのとか、いっしょに何か家事をやってみるとか、そういう小さいことでもうまく見つけてやってみる、と言われたことを思い出す。

そういえば、15歳でバクハツ、っていう強迫観念があったけど、そろそろ...なんだよな。ほんとうにダイジョウブだったんだろうかな(どきどき)。それも思い出した。