6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

伝わったかどうかはよくわからないけれど

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昨日は朝から家庭内事務作業を行い、それから美容院へ。カット→カラー→パーマ→トリートメント、のフルコースでしめて3時間余り。キープするためにはカットが大事だし、きつく見えないためにはほわほわパーマはよいし、そして老け込んで見えないためにカラーは重要、おまけのトリートメントもどのくらい効果があるかはさておき、不潔感をなくすには必要だ...おばちゃんだからこそ、なんだろうな。若い時期はそれなりにはつらつとした感じやら、なにより白髪が(ほとんど)なくて、それだけで、ってことだ。今回伸ばしているという口実でほったらかしていて、おまけにカラーも体調が、といいわけしていたけれど、いっきに四捨五入した年代になった気がした。単に自分の気のもちようかもしれないけども。

それからばたばたと長女の学校へ。放課後、保護者に公開している行事があって、クリスマス気分を堪能してきた。生徒の人たちが歌ったり演奏したり競技したりする姿にことのほか弱くて、やっぱり聖歌隊のお嬢さんたちの讃美歌を聴いてうるっとしてしまった。インターネットラジオもすっかりクリスマス専門局にしているくらい、クリスマスは心躍るものだけれど、同時に今年や今の自分をふりかえる時期でもある。改めて感謝する。

長女は試験が返ってきてかなり落ち込んでいた。今度こそがんばる、と思っているようだけれど、ついスマホ見たりすぐ横になって休んだり、どうも集中している様子は見受けられない印象だった。高校受験がない分、中だるみ、とよくいわれるが、本人も無意識のうちに気が抜けているままなんだろうし、意識しているところでは頑張らないと!と思って、ちょっとはがんばってみたんだろうけど、それはほかの人も同じ。順位は出ないけれど、平均点が伝えられる教科のものはどうだったああだったと言っている。なぜかダメだと思っていた代数・幾何がそれぞれ(本人が思っているよりかは)悪くなかったみたいで、意外だったみたい。でもそれだけ。

部活の後輩の中ですごく頭がいいといわれている人と先日話したそうだけれど、親に全教科96点以上とるように言われていて、今のところ(前期の中間・期末)は達成しているんだそうだ。「なぜに96点?」「ほんとうに全教科?!」と驚きとともに疑問すらよぎるけれど、それもなんだかなぁと思う。全教科96点以上をとり続けることなんて不可能だし(たぶん)、もしとれなくなったときにその親はどういう反応を...??なんて思ったのだけれど、まぁ、よそのご家庭の問題で。

ただ、長女に言ったのは、その点数をとり続けているからこそわかることがあるのも確かだろうということと、そして点数じゃないんだけど、もしテストで毎回よくないとする点数だったなら、学校で学んでいることの...半分とか、1/3や1/4しか理解していないようだったら、それはほんとうに「もったいない」ことだと思う、ってこと。長女の学校は競争のための勉強ではない、ということで、おしりをたたくような空気がまったくないけれど、代わりに全教科ではなくてもそれなりに深い勉強をしている(はず)。今の時期にこれだけのことが学べる環境にいながら、ザルに水を灌ぐがごとく、流れてしまって頭の中に残らないというのは...と話した。

もちろん強く叱ったわけでもないし、きちんと「ちゃんとやらないと大学受験で」とかじゃなくって、と話したんだけど、それを聴いた長女はちょっと泣いていた。わかってくれたかなぁ。単なる(受験)勉強じゃなくって、「教養」といわれるものを身につけていることがどんなにか自分の人生を豊かにするってことをわかってほしい。それができる環境にあって、この時期だからこそ深い意味がわからなくても知識として(少なくとも今のわたしのような年齢とは比べ物にならないくらい)記憶に残るはずだからこそ、と思うんだけど。

理数系をがつがつ勉強するのはちょっと嫌だけど、ほんと、国語や社会、音楽とか、長女の学校の授業を受けてみたいものだ。国語の試験は記述だらけですごくしんどそうだから試験もパスしたいけれど。「もったいないんだよ」ってことはわかってほしいなぁ。ほんとうの意味で、今はまだわからないだろうけど...。