6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

どこで誰と出会うかこそご縁なんしょうが。

f:id:rainy63garden:20141202045631j:plain
つつつーーっと毎日が過ぎていく。やっとこさ、というのもあるけれど、やはり早い。昨日は長男の習い事の教室でのクリスマス会。先生の手作りの、というのがとても温かな雰囲気だった。小学生と中1のお子さんがいて、大きいお子さんたちは顔を見知った人たちも多く、ずいぶんと背が伸びて大きくなった中1の男の子たちがまだまだふざけたりしながらも終盤のゲームには小学生の中に混じって熱中してやっていて、なんだかとっても素直でかわいらしかった。

行く道すがら通った中学校のグラウンドでは、いくつかの学校でソフトボールの試合をやっていた。他校だったのだけれど、そこの監督と思しき白髪交じりのおっさんが選手たち数人に向かって「いったことがまったくできていないんだ!」「なんでそうなんだ!」「だから勝てないんだ!」というようなことを怒鳴りつけていた。塀を隔てた自分の耳にもはっきりと...思わず見ちゃうくらいの声の大きさ。

言われている選手の女の子はうなだれているわけでもなく、試合の行方を目で追っているようにも見えたのはホッとしたけれど、やっぱりああいう怒鳴りつける感じは大っ嫌いだ。

小学校のグラウンドを使ってやっている少年野球も3~4年生くらいの子どもに向かって「腰が引けているって言ってるんだよっ!」とバックネット裏からエラそうにどらりつけているコーチがいて、うんざりしたんだけども。

なんというか、まぁ、口汚く怒鳴りつけて、ダメなところばっかり次々と指摘して、挙句の果てには人格否定的なことまで言い放ったところで、きっと聞かされるほうは「なれっこ」になっていたりして、うまく聞き流しているだろうし、的を射た指摘であっても素直にそうしようとか気をつけようとはなかなか思いづらいと思うのだけれど、どうなんだろうか。

そういうコーチや監督、先生に対して「熱血指導」なんていう大人がいるからもっとタチの悪いことになると思う。キビシイのと、感情的に怒鳴り散らすのはまったく違うんだろうに。

長男の習い事の先生は、いつも「がんばっていますよ!」といいところを見つけて待っていてくれている。友だちにも恵まれてまじめに(だけど楽しみながら)取り組む雰囲気ができていて、競争しているわけではなくって、いっしょに確認しながらテキストを見ていたりしてほほえましい。人数も少ないし、友だちの性格や相性も合っていて、理想的過ぎるんだと思うけれど、そういう場所に身を置けることがほんとうに長男は恵まれているなぁと思う。

長女も受験の塾はこじんまりしていて、さすがに女の子たち全員と...とはいかなかったけれど、今でも仲良くしている友だちが数人いて、たまにはいっしょに遊んだり(通学途中駅でお茶していたそうだ!寄り道だ!)、駅で合って「おっ!」と声をかけられ、ちょこっと話したとか(女の子です)、先生たちとも今なお親しくしているようだし(また来月の受験前の激励会には足を運ぶ予定)、これまたありがたかったなぁと思っているのだけれど。