雨の中、極寒の体育大会と、その裏で。

今日は長男の行事で朝早く…5時には起きておべんと作り。結構まとまった量の雨がひとしきり降る。これはまた行事は中止かと思いきや、文字通り強行してしまった。行事というのは、市内の６年生が集まって行う体育大会。リレーや幅跳び、100メートル走の選手と、踊りの演目と長縄飛びがある。

長女のときは仕事で見に行けなかったけれど、今回は出かけてきた。広いスタジアム、ずいぶんと昔にサッカー見に行ったけど、こんな広さだっけ？みたいな。

雨は無情にも降り出し、天気予報に従ってかなり冬仕度…カイロやらヒートテック、ひざかけ、ニットやら総動員…して出かけたものの、もっと対策しておくべきだった、というくらい、スタンドから見るのは寒かった。ベンチウォーマーとまでいわずとも、ダウン着たいくらい。

子どもたち、中でも選手の人たちは雨に打たれて順番を待っていて、ほんとうにかわいそうだった。長男も演技のときは雨の降る中、体操着とは見ているほうが寒々しい。練習していた長縄飛びは中止になってしまって、これまた残念。

順延してくれてもよかったなぁ、と後からは思うけど、なかなか難しいのかな…。なんのために開催すているのか、というより大人の事情のほうが優先された感じ。

基本的に自分はこうした体育系の、強制して、やらされるものは大嫌いだし、なるべくやりたくないんだけど、子どもががんばっているのは素直にすごいなぁと思うし、感動もある。ただ、あの雨の中

…とはどうしても思ってしまうけど。

長縄飛び、クラスごとに練習せていたけれど、長男とは別のクラスで、運動得意な男の子がある女の子にかなり強く責めたせいで、その女の子は体育大会が終わるまで学校には行かないといってしばらく休んでいたそうだ。もちろん当日も。

その男の子のことも知っているけど、たぶん記録をのばしたい一心なんだと思うし、まだ小柄だけど運動神経はよく野球もやっているから、記録をのばす際に改善するところとして、その女の子のことになってしまった…んだと思うけど、どうなんだろう。

学校をそれで休んでしまうというのも…もし自分がその子の親だったら…どうなんだろうかな、と思うし、先生もそのまま大会が終わるまでほっとく、ということなんだろうか、とふと考えてしまった。

おまけに、大会でできなかったから、学校で学年対抗で改めて行うという話もあって、そうなったらそれが済むまで学校来ないんだろうか。

つい、先生はなにをしているんだろうと思ってしまうし、むしろ、その男の子にとっても女の子にとっても、考えるよい機会にできないものなんだろうかな、と。

でもそれって先生に高度な指導力、学級運営の力を要求することなんだろうかな…とも。もともと子どもたちは言うことも聞かなくて、テスト中でさえ騒がしいとも聞く。

いじめでもないし、理由もあきらか。だけど、そうなっちゃっているんだ…なんともせつない。

休んでいる女の子は、友だちにメールはしていて、孤立しているわけでもなくて。

なんか自分の感覚というか、なんというか、また違う世の中になったなぁ。

とりあえず、学校に来て少しでも状況を変えてほしいとは思うけど、どうなんだろう。