6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

仕事始めに改めて

今日はものすごく冷たい雨が降りました。雪の予報が冷たい雨どまりだったので感謝しないとね。今日は園でのお役の「仕事始め」でした。3学期にあるイベントふたつらへんのことが議題の中心だったけれど、どうもまだ頭がちゃんとまわっておらず、説明するにもなんだか抜けているような。まだまだねじをまき足らないですね。


園から少し離れたお友達宅の駐車場にクルマを置かせてもらっているのだけれど、今日はそこまで向かうこと(坂のアップダウンがある)と、歩くのに雨の中だと時間がかかるだろう、ということで、いつもより早めに家を出た。着いたら、雨脚は弱めでホッとした。で、長男とふたり、傘を差しながら、手袋をした手をつないで、並んで歩いた。
長男の手は、手袋ごしながらとても暖かく、またわたしの手袋の素材がとてもさわり心地がいいとかで、長男は時折ほおずりをしながら歩いていた。何を言うのでもなく、黙ったままでも目が合うと、長男はにこりと笑い返して、本当にしあわせな、しあわせな時間だった。


こうして手をつないで歩くなんてこと、もう少しなんだなぁ...と。甘えん坊の長男だから小学生になっても手をつないでくれるとは思うけれど、こうして「毎日」手をつないで歩けるのも、今だけなんだなぁ...と思うと、本当にさみしくなってしまった。


お役の集まりに、園長先生、副園長先生がいらっしゃって、新年の挨拶としてお話してくださった。今年は、子どもも大人も、家族も仲間も含めて皆の思いを...年始早々からいろいろな事件が起こっていたり、このごろの経済状況を思うと、暗い話題ばかりだということもあるから、嬉しいこともかなしいこと、つらいこともすべて、いろいろな思いに耳を傾ける年にしたい、とおっしゃっていた。相手を理解する第一歩は、相手の話に耳を傾ける、ということだけれども、自分には難しくて、ついわかったようなつもりで口を挟んでみてしまうので、その話をうかがいながら、本当にドキリとしてしまった。話に耳を傾け、相手の思いを汲む、というところまで、わたしも意識したい、と思ったわけで。


いろいろな考えを経て、でも、どこか直感で選んだ園だったし、この5年間の間には(とりわけ最初の2年は)必ずしも自分自身にとっては重たすぎるものを感じていたわけだけれど、改めて「本当に通ってよかった」と思っているし、こうしてお役を引き受けることで知ったこともたくさんあって、ますますその思いを強くしている。手をつないで登園できるしあわせひとつ考えてみても、しかり。園長先生や副園長先生とお話できることも、しかり。そして、友達とたのしそうにやりとりをする長男を見たり、その長男のお友達のお母さんとのかかわりのひとつひとつを思っても、しかり。


今日の集まりで、ほぼ卒園式までの予定が決まっていって、本当にあと少しなんだなぁと...2ヶ月ちょっとなんて、本当にもうすぐ...。自分にやれることを心を込めてがんばろうと思ったわけで...。