6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

気持ちのおきどころ。

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帰省の折、紙すきに出かけた。花びら、葉っぱ、色染めしたほぞを入れて上から薄い紙を置いて乾燥させたら出来上がり。漉くときにも枠に手をかけていたり、薄い紙を置いて乾燥して発送するのは、向こうの方だから体験よりもむしろ見学という印象。はがき1枚だけ分けてもらい、わたしも作ってみた。意外と楽しかった。
 
ちょっと絵を描くとか、やってみたいなぁ…というか、やっている間、気がまぎれる感じを思い出した。読書とはまた違ったストレス解消になりそうだな…。塗り絵がブームなのもよくわかる。
 
SNSから遠ざかるというのも、なかなかのストレス解消のように思う今日このごろ。繋がりをいただいて、情報もたくさん得られて、共感したりしてもらったり、うれしいこともたくさんあるけれど、同時にこちらの心身共に余裕がないと磨耗する。他人のせいではなく、自分のせい。自分のせいとわかったところで、自分に余裕があるというか、状態をある程度よくしておかないといけない、というだけ。だからできないときには遠ざかる。

いくつかのことで傷つく。こんなことで傷つくっていうのもなぁ、この年齢だし...って冷静な自分も確かにいるんだけど。感情にフタをしないように、とすると、あたりまえのことながら、自分の感情を引き受けないといけない。一瞬のことだけれど、ちょっとずつダメージのおりがたまっていくような気もする。
 
来るものは拒まず、去る者は追わず。

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紙漉きから1週間もたたないうちに完成品が届いた。次回もまた行こうかなぁ。しおり作りたい(^^)



 
 
 
 

帰省してきた。

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帰省してきた。オットの仕事の都合で出発日がビミョウになっていたものの、当初の予定通り。子どもたちが成長したこと、義妹がいることで、わたしはすっかり手持無沙汰。せめてもの、と皿洗いをしていたんだけど、キッチンをリフォームして食洗機をいれたことと、義妹のやり方が以前よりも丁寧にしっかりしているそうなので手出しできず。ということで、せいぜい子どもたちに小声で「(配膳)を手伝って」「お皿をさげて」と指示を出すくらい。

また今回も居場所がないなぁと思いながら、かといって「自分だけ」行かないのもカドがたつし、あまりそういうことを言うとオットも気を悪くするので、ごくごくフラットな気持ちで出かけた。

子どもたちとオットと義妹でプールに出かけている間、お留守番...と思ったら、義母がお墓掃除に出かけるとな。声をかけてもらったのでお供する。手伝いをして食事をして帰ってきた。なかなかいい時間だった。

もともと義父母や義妹に対していやな気持ちなんてまったくないし、むしろ、いろいろな意味において心から尊敬している。ただ、わたし自身がどういう距離感でコミュニケーションとるかがうまくできないだけ。

子どもたちの成長とともに義父母たちも年を取った...と改めて思った帰省。通院して薬も飲んでいるけれど、とりあえず変わりなく過ごしているけれど、数日過ごしてみて、いくつか感じたことがあって、なんとなく昔の祖父を思い出した。ちょうど子どもたちが右肩上がりで成長していくところと、義父母たちが緩やかに衰えていく曲線が交わったというような、そんなお盆だったのかも。

図書館で借りたり古本も買ったり

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長女といっしょに図書館に出かけ、並んで検索機で見てみたら意外と予約数が「0」って並んでいたのでまとめて借りてみた。先日、伊藤比呂美さんの講演会に出かけて古本を買った。 
女の一生 (岩波新書)

女の一生 (岩波新書)

 

 

閉経記

閉経記

 

  

のろとさにわ (平凡社ライブラリー)

のろとさにわ (平凡社ライブラリー)

 

最近、フェミニズムもだけど、単純にこれからちょっと先のことも大変気になっていて、この年齢になってやっとこさ「女性性」を受け入れることも含めて見方が明らかに若いときとは違っている。だからこその、というか。

その流れで図書館で借りたのは、上野千鶴子さんの本。以下の3冊はどれも予約数がなくてすぐに借りられた。 

こちら(↓)は、2013年9月の講演会での内容を加筆修正したもの、とのことで読みやすい。憲法をめぐる問題ってこれまでの経緯や周りのことについて無関心のままここまで来てしまった自戒も込めて。フェミや上野さんがニガテな人にも読んでいただきたい。

上野千鶴子の選憲論 (集英社新書)

上野千鶴子の選憲論 (集英社新書)

 

こちらは(↓)これまで数回ジェンダー関連の講演会に足を運んだのだけれど、そのときに紹介されていた本。婦人公論に連載されていた12人の女性たちとの対談をまとめたもの。田中真紀子さんだけが上野千鶴子さんご指名ではなく編集部の希望だったらしいけれど、その田中真紀子さんとの話も十分に濃かった。

個人的には(時期的にも)高村薫さんとの原発テロの話がやはり。上野千鶴子さんも講演会の中でお話になっていたけれど。 

ニッポンが変わる、女が変える

ニッポンが変わる、女が変える

 

そして「女性性」の理解のために?というか、まぁ、どういう解釈をこの方々がなさるのかなぁと。途中「河合隼雄なんかが」というくだりにはずっきーんとした。

毒婦たち: 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

毒婦たち: 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

 

これまで個人的には今後の女性の生き方(働き方)を考えるために、こちら(↓)の本を周りに勧めていたけれど、現時点では「選憲論」かも。 

 上野さんの本を読んだら伊藤比呂美さんにシフトしますーー。 

暑いときには読書ブーム

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それにしても暑い。長女とふたりで都内まで出かけて建物間の移動や駅などでバテバテだった。朝から出かけていると、だんだん慣れるようでもあるんだけど、翌日の今日は遠くで頭痛がする。午後からは微熱も出ていた。そして眠い。動いたからというよりかは、動かないからだめなんだと思う。とはいえ、動きにくい。

この夏休みは、というか、ちょっと前から気がかりなことがいっぱいあって、元気がない。やる気がない。そんな自分でもしたいと思えること、ひさびさに読書ブームがやってきて、長女の夏休みの課題のための本を借りに行くために本もいろいろと借りていて、かなりの山になっている。あとは、児童文学の話を聴いて(伊藤比呂美さんの本も「児童文学」)、普段出かけている勉強会でとりあげたいくつかの古い物語もたまっている。

そして、これ!7月下旬に新潮社からメールが来て、自分が送った質問に対する回答も掲載される、ということで、もちろん買いました(いや、掲載されなくても買うけども)。37465通のうち、返信は3716通、こちらの書籍に掲載されているのは、473通...というのは自慢?! 

村上春樹さんの回答は、これまでもずっとかなりの「人生訓」になっているところもあって(意外とほんとうにそう)、年齢を追うごとにますます、ってところもあれば、この年齢になったからこそ、改めて実感として理解できるところも大きい。ときになぐさめられることもかなりある。

村上さんのところ

村上さんのところ

 

 ちなみに、こっちも買っちゃったよ...。読めるのだろうか...。 

村上さんのところ コンプリート版

村上さんのところ コンプリート版

 

新潮社の「」もわざわざ書店でお取り置きしてもらったりして、そのときにはいっしょにエッセイが掲載されている「CREA 2015年9月号」も買いました。 

CREA 2015年9月号 本とおでかけ。

CREA 2015年9月号 本とおでかけ。

 

  そしてあと1か月もすれば、ということで、次々と溜まっておる。

職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

 

 長編小説を読む(心の)余裕がないから、エッセイだとか、村上さんの...のような話はとても読みやすくてよいのだけれど。

 

…。

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8月になって、すっかり気の抜けた毎日、夏休みの不規則な生活パターンやら予定やらに対応しつつも、必然的にやるべきことは少なくなった。のんびり、というか、ぼんやりしているだけでも、あっという間に1日が過ぎていく。

いろいろあったし、知って考えているけど…整理がつかない。

長女、指導係として合宿に出かける

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7月最終週が始まり、仕事閑としてすっかり夏休みモードで過ごす。昨日から長女は合宿に出かけた。今年度は「(中1への)指導係」となって、柄Tシャツやラケットバック持参がオッケーになって、ほかにもいろいろと「解禁」となるタイミングでもあり、責任とともに自由も勝ち得るという合宿...。

自分だったらこういう運動部における理不尽な強制は苦手だけれども、なかなかそういう機会もない長女にとっては「守られた中での理不尽さの意味」を考えるにはいい場なのかもしれない...「守られた中で」というところが恵まれているなぁと思いつつ。

長女が同級生の人たちと話をしていて、今年の下級生たちは...って話をしているんだと聞いた。雑用といわれる仕事や試合応援中の態度など「だめだめ」らしい。ちなみに「雑用最速先輩」と昨年度の下級生から言われていた長女だったりもするので、いささかキビシイところもあるのではないのかと思うのだけれど。で、先週末のミーティングで注意したことを纏めると、
  1. 返事をしない
  2. 言われたことしかやらない
  3. 1つ教えたら1つ前のことを忘れる
んだそうだ。「こ、これってそのまま、自宅でのアナタ(長女)のことでは...?」と思ったのだけれど、それはぐっとおさえて話を続けた。自分のことは棚に上げて、ではあるのだけれど、逆の立場になったからこそ気づくこともたくさんあるのだろう。で、次のときにはわが身をふりかえってもらえたらと願うばかり。

今年の中1は昨年よりもさらになっていない、という話をする中で同級生の人が「やっぱりサンデーショックだったからなぁ」ということを言い出したらしく、そのようなレッテル貼りはよくない、いいすぎだと思ってそれは長女には伝えたけれど、なんだかそういう展開になることに驚いてしまった(よくはないけど、社会の縮図だよ、みたいな)。

上記のとおり、最近は「ここでいっちょ説教かイヤミの一つでもかましたい」と思うところをこらえて、あくまで客観的に話をする。あくまで「おかーさんが」というよりかは「わたしが」感じたこと、思ったこととして伝える(判断は長女にゆだねる)スタンスで話をするようにしている。ここぞ!というときには怒る、注意することもあるんだけども。

ある程度、ぐっとこらえる回数を重ねていくうちに最近は割とスムースになって、こらえる回数も減ったし、いろいろな話もできるようになった。たぶん自分に不都合なことは言わないってこともあるだろうけど、15にもなって親に隠し事がないわけがないだろうし...自分のそのころを思えば、たぶんたいしたことないはずで(たぶん、たぶん...)。

いっしょにテレビを見て意見を言ったり、(おべんと持って遊びほうけている長男がいないので)ふたりでお昼を食べながら学校や友だちのことを話したり、買い物にちょこっと出かけたりがとても楽しい...なので、特に今年は、長女不在ってさみしい。

またがくんと体力が落ちた。

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毎日暑い暑い日が続いている。洗濯物を外に干しに行くだけで溶けそう。このところの頭痛も治まった、と思ったけれど、熱がこもったり強い光が目に合うと、たちまち頭痛...午前中、食料品を買いにちょっと外に出ただけで午後はじーーんとなって休んでしまった。

最近はなるべく食べるタイミングや量、内容に気をつけている。ちょっとしたことで体調がいまひとつ(へんな疲労感、頭痛、アレルギー)となって、自重とまでいわなくても気をつける必要があると...空腹になってしばらくしてからごはんを食べる(朝昼晩の3回食べることもが減って、2食となるか、1回分が少なくなる)とか、なるべく小麦をやめる、人工甘味料や添加物はやめておく、などなど...ごくごくあたりまえのことだけれど、ラクをしたり何も考えないと、ついおろそかになる。

「厳格な」ではないのだけれど、たまにパンを食べるとおいしいと思いながらもやはりそのあと顔がかゆくなるし、食事の量と回数を気をつけるだけで胃腸が楽になった(代わりに気をつけないとてきめんに具合が悪くなる)、いろいろと気づくことも多い。

よく眠れるけれど、相変わらず浅い。すぐに目が覚める。夢も見る。今朝はともだちと温泉に出かけていた。ずっと寝ていても腰が痛くなる。明らかにゆっくりと寝ていられなくなったことで年齢を感じる。いくらでも眠れる!なんていうのはもうないんだろうな。眠るにもかなりの体力が要るんだってこと。

なんだかいろいろな意味で「かわりどき」なんだと思う。

もしかしたら、つながっている顔ぶれも変わりつつある。新しいご縁もたくさん頂戴しているんだけども、今後どのようになっていくのか、もちろんわからないし、自然にまかせるスタンスで。

仕事もこの先どうなるのか、というところもあるのだけれど、ある程度見えてきたところもあり、自分の暮らしぶりそのものも見直すいいキッカケなのかと思う。事情さえわかれば柔軟に対応する。

三食昼寝つき、ではないけれど、すっかり夏休みモード。気がかりなこともたくさんあるけれど、自分ではコントロールできない。対処するだけ。