6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

ひとつ講演会をおえて...

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なんだかばたばたと過ごす...実際の、というよりは気持ちの問題だっだけでのようだったけれど。幼稚園で企画した講演会が終わった。年度初め、保護者のほうの活動もまだ...という時期、なかなか日程も綱渡り、それゆえに卒園の知人の口コミもお願いした(わたしもいくつかツテを頼った)。在園の同じ会の人は朝と帰りに3日間、ポスターを持って送迎のお母さんたちにもアピールして...当日、どうなることかと思ったら、思っていた以上の人数が集まり、会場も(前回の読み聞かせ講習会ほどではなににせよ)うまった。


今回は、講師の方の知り合いにも卒園のお母さんがいたり、わたしが別の場でごいっしょの方がやはり卒園のお母さんだったり、そしてその前日にばったりと買い物先で出会った知人(やはり卒園のお母さんでもある)にも図々しく声をかけ来ていただいた。自分が在園時の懐かしい知人も来てくれたのだけれど、その後、Facebookやメールでやりとりができて、今回の講演会は卒園お母さんの先輩とのつながりが広がった場だった。

在園の若いお母さんにも来てくれたのだけれど、小さい下のお子さん連れの方には集中して聴けなかった、ということもあったのだと思う。ただ、この場に出たことを通じてまた新しい仲間としてつながっていくことを深く願う。

ご近所に住んでいるという、他の園のお母さんもおひとりいらっしゃっていて連絡先を交換、なんどかやりとりさせていただく。小学校で今回のような講演会を企画していると聞いて、学校との交渉などについて意見交換。まだ未就園児を抱えている人だったので、下のお子さんのときにはこの幼稚園を考えてみたいとも言ってくださり、期待しつつ。

いくつか反省する点も多く、わたしも落ち込みそうになることもあったけれど、まずは「種を蒔く」ことはできたと思う。

「卒園してからもこうして集って協力し合う仲間がいることってすごいですね」と言われたのだけれど、ほんとうにこの園に通っていなければ、今の自分ではなかった、育てていただいたのは子どもだけでなく母としての自分で、さらにわたしにとっては人としての部分もかなり大きい。在園時にも感じたことだけれど、それは年々大きくなっていて...今の自分にとっても新たな勉強や経験をさせてもらっていて、素直に相談して話せる人たちがいて、ありがたいことだと思う。

卒園したお母さんの先輩でもある方より「私の原点だった幼稚園」という表現があって共感しきり。そういう人はたくさんいて、中でも(というのもなんですが)その方は現在、あるNPO代表をなさっていて、わたしもその活動の場に参加したこともあって驚いているくらい。肩書きではないのだけれど、子どもたちのための活動して広く認知されていて、大きくなっている組織の代表をなさっている、その人が「原点」とおっしゃったことに、わたしなんかが共感するのもおこがましいのだけれど。もちろんこの人のことだけが、というのではなく、ほかの方にもそれぞれの現在の活動を知るにつけ、思うところはあったのだけれど、今回はこの方の言葉がとても象徴的に感じたことだった。