6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

4月も終わりに近づき...

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4月も終わりに近づき、もはやすっかり5月の気分。初夏を思わせるような気温と陽射し、木々の緑もとてもまぶしい大好きな季節。大好きなんだけど同時にとてもせつない季節でもあるんだけれども。

長男・長女ともに「今月はすごく長い」と言っていた。確かに、わたしにとっても珍しく「長く」感じる。小学校がらみの「最後の事柄」がいくつか重なりながらひとつふたつと終わっていき、代わりに、新しく中学校のことだけでなく、自分なりの楽しみも増えたせいかとも思うんだけど、子どもたちにとってもそうとは意外だった。その分、緊張やストレスもお互いにあるのかと思われ...。

だいぶ楽になってきたものの、相変わらず咳き込むとひどい。でも咳のおかげで顔、とりわけ目のまわりのアトピーは落ち着いてきて、へんな治し方(厳密には「やり過ごし方」)だなぁと思う。今週は比較的家にいる時間が長い分、化粧も殆どしないのもよいのだろう。
 
今日から連休...といっても、連休なのはオットだけで、子どもたちやわたしはカレンダー通り、学校やらその他の予定が平日モードである。おまけにひとつの企画が思いがけず進んでそのチラシとポスター作りを半日かけて作っていた。どうぞ、多くの人の関心が向きますように...って、その前にメンバーの気持ちに沿わないと、ってことだけれども。
 
こんなよい季節になろうというのに、いまいち気持ちがついていかない。やりたいこと楽しいことがたくさんあって、うれしいと思うこともいっぱいあるのに。落ち着かなくてふさぎこみたくなる理由はわかっているんだけれど、わたしには不可抗力としかいえない。いつからそうなるのか、そうなったらどうなるのかもわからない。ただ「(どうなるかを)待つ」しかない。
 
こんなことくらいで、と思えないこともないんだけど、こんなことくらいでいくらでも不安にさいなまれるんだ、というのもあって、そわそわ檻の中を歩き回るような自分をもうひとりの自分が言葉を尽くして説得しているんだけど、説得なんてできないよなぁという雰囲気で満ちている。

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仕事もたくさん降ってきているんだけれど、またまた本を買う。はい、昔話やグリム童話は残酷かという話題と、物語の効用という意味での河合隼雄先生で一挙両得、みたいな本(?)。 
昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)

昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)

 

今から20年以上も前の(いや、もともとの連載はさらに昔の40年前!)とはいえ、心理学からのアプローチとしてかなり興味深い。そしてありがたいのは引用されている話が同じ本の中にあること。まずは先入観なく読むために先に昔話のほうから読む、というのがよいかなぁ。