6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

悲願達成の喜び(まだ「決まった」だけですが)。

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「お疲れさまでした」「ありがとうございました」が飛び交う日々。厳密に言えば、まだ終わっていないけれど、最近、そう言葉がけいただく...言ってくださる方のお気持ちは素直に受け取りつつ、だからといって言葉通り、自分の中でひと段落つけてしまわないように、とも思う。

あんまり「これで終わり」「いよいよ卒業」と思いすぎると花粉症が悪くなりそうなので、あくまで「子どもの」卒業であることを思い直す。もちろん、これで母親にとっても小学校生活が終わり、というのはあるんだけど、軸足の置き所は間違えないように自戒しつつ。
 
長男の学年での読み聞かせは、長男が4年生になってからもいろいろな手段でお願いしてみたけれど、ことごとく実現できなかった。学校側は「前例」を作るのがことのほか嫌なようで、わたし自身は全クラス横並びで実現したいと考えていたけれど、そこの部分も妥協してなんとか1クラスだけでも...とまで思っていたのに、ことごとく...だったけれど、今回、思わぬ「突破!」となり、全クラスで読み聞かせを行うこととなった。
 
卒業式目前で予定がいっぱいの中、具体的に提示された日も少なく、クラス数が多いのでメンバーの確保も必要で、学校側と各読み手そろって日程の調整がうまくいくのか...と思ったら、思いのほかうまくいった(ちょっと工夫はあったけれど)。これもなかなかのラッキーなこと。

図書ボラ担当の先生が学年の先生たちに伝えてくださったそのご尽力と、担任の先生たちのご理解と、各メンバーの協力があればこそ。ほんとうにどれもみな、その提案をした自分にとっての「ご褒美」のように感じる。こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいでそれを伝えたいのに、その前に自分に与えてもらった、そんな感じ。

学校に対してはいろいろと思うところがあったし、今でも必ずしも(校長先生には)理解してもらえていないので今後のことがとても不安だけれど、とはいえ、市の条例や他校の流れからしても現状維持はできるかとは思っていて、これからもなんとかなるのかなと思っている。そういうものだろうし。

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過去3年間に読んだ本、データとしてはあったのだけれど、改めて見返してみたら、ほんとうになつかしかった。その当時は「あー、●●さんが紹介してくれたなぁ」「こういう絵本があるんだな」くらいのさらりとした印象だったけれど、今見返すともう少し違う印象がある。自分なりに好きだと思っている絵本やその種類もわかってきて、というのが大きいのかも。

6年生の前で(かなりひさびさに)読むというのはかなり緊張しているんだけれど、同時にこの6年生の子どもたちなら、というのもある。自分の母親がクラスの友だちの前で読むことに長男はどう思うかと思ったら(メンバーの中には子どもに「いやだ」と言われた人もいるし、母親のほうが当初迷っていた人もいた)、「今度、クラスで読み聞かせするよ」と伝えた第一声は「おかあさんのやりたかったことができてよかったね!」だった。

小さいときからずっと、そして今でもわたしの姿を見かけると、「あ!」という感じで、うれしそうに手を振ってくれる。周りにともだちがいると、だんだんと手の振り方が小さくなったりしてきたけれど、それでも一度もいやな顔をしたり無視したことはないから(長女は「ふーん」と無関心を装っていたり、無視していた)、どこか「へー、そうなんだ(うれしい感じ)」というような返事かと思ったいたのだけれど、そっかー、「おかあさんの夢がかなってよかったね」ってなるんだなぁと感慨深かった。今回の、個人的な大きな発見は、そのこと。