6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

自分のことはきらいではあるんだけども

f:id:rainy63garden:20141127091529j:plain

最近でこそ、いやな部分を含めて仕方ないかねぇというところで受け入れられた部分もあるのだけれど、それは子どもたちに必要とされていると思えたところが大きくて、それまではもうほんとうに自分のことが大嫌いだった。虚勢を張っていたところもあったけど、その実、自信がなくていつもぐらぐらしていたし、今でもほんとうのところは、ぐらぐらしているんだと思う。

結婚して退職して子どもを持って...という状態を続けられてきて、だいぶ守られているようなところも大きく(守られているからこそ自立できてないわけでもあるんだけど)、ほんとうにらくになった。先のことを考えると不安が押し寄せるようなときも結構ありながら、まぁ、なんとか。

また村上さんのところで「おっ」と思ったのでメモ代わりに残しておく。「自分のことが好きですか?」という問いかけに対する回答。

あまり自分については考えないようにして生きています。なるべくほかのことについて考えるようにしています。ほかのことについてどう考えるかという、姿勢や考え方の中に「あなた」はいます。その関係性が大事なのであって、あなたが誰かというのは、じっさいにはそれほど大事なことではありません。そう考えていくと、少しらくになれるんじゃないかな。

自分のことが好きですか? - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト

子どもがある程度大きくなったからこその今、結構目の前から先のことを思うと不安が押し寄せて...今、自分がやっているままでよいのかどうか、何かやり過ごしたことがあるんじゃないか...なにか問題が見えていないからこそ、ぞぞっとするときがある。

ひとまず目の前のことを、誠実に、真剣に取り組んでいくしかないのかなとまた思い直しつつ。

自己実現という言葉も大嫌いだったんだけど、子どもに見せる姿勢というものがあるならば、やっぱりわたし自身が「自分を」「いまを」生きるとなっていないと、なかなか伝えられないんだろうなとも思う。別段、経済的に自立するだとか、多くの人に認められるようなことでないにしても、大事なことを大事にして誠実に生きていくことでしかわからないこともたくさんあるんだと...信じたい。

とはいえ、やっぱりこれでよいのかなぁと思っちゃうのも自分なんだけれど。