6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

新たなつながりと、ともに

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昨夕は打ち合わせからの帰り道、事故による渋滞に巻き込まれてどたばた。それから電話を受けて話しちゃってさらにどたばた。ちょこっとの余裕だとか順序の入れ替えで対応とかやってきたけれど、昨日はさすがにキビシかった。

でも、電話、うれしい話だったのでぜんぜん疲れていないし、午前中のうちに「先手仕事」をしておけばよかったと反省したけれど、「まぁ、以後そうしよう♪」って感じ。

小学校には、保護者の図書ボラのほかに、素語りや読み聞かせをしてくださるグループがあって、今年度はそのおはなし会の見学を行えるようになったのだけれど、代表の方とお会いする機会がなかった(間に入ってくださる先生が連絡してくださっている)ままだったのが気になっていた。

その電話、同じ図書ボラのメンバーからだったのだけれど、その代表の方とごいっしょしているところがあって、小学校の読み聞かせの人に読み聞かせに関する講習会を提案された、とのこと。その話の中で、わたしが今度出かけたいと思っている私設文庫の方と、その代表の方が懇意になさっていて、その図書ボラのメンバーの人もそちらに出かけたいと思っていた、ということで、ごいっしょしよう!という話にもなった。

その私設文庫の方は、同じ幼稚園つながり。先日の講習会企画の折、園の母たちの図書部のブックトークに出かけてお話をうかがって、すごくよかったので小学校にお呼びしたい!と思ったくらい。その方と、またまた小学校の方とつながりがあって、またわたし自身もさらにつながることができて、驚きとともにたいそううれしかった。

先日の幼稚園での講習会しかり、松岡享子さんの講演会しかり、読み聞かせや絵本の世界って、ほんとうに奥が深くて、たぶん、しばらく関わったからこそ、もっともっと足を踏み入れたくなる...というところがあると思う。単純に、時間が、というのでもないし、個人の違いは大きいと思うけれど、最初のころより違う何かが見えてくる、ってことはきっとある...と感じるんだけれど、うん。

これまでのことを思うと、いきなりその代表の方がメンバーの前で語られることが、現在、読み聞かせを始めたばかりの人たちにも深く感じ取るものがあるかどうか...それはこれまでの活動において、そういう面への、わたしのアピール不足やら、もとより個々の人たちが忙しいというのはあるんだろうけど...幼稚園や松岡享子さんの講演会で感じた聞き手の人たちの熱意を目の当たりにしてしまった今だと、つい比べてしまって時期尚早なのではないか、と考えている。

まずは、比較的読み聞かせの経験が長くて、興味関心があるメンバーを中心に交流会をできないかと思い、それを提案してみた...お互いにどのくらいのことができるのかを感覚として理解して、それからではないのかなぁ。そもそも、まだ一度もお会いしていない、ってこともあるし、まずはお会いしてお話してみよう、ということに。

それにしても図書ボラよりもっと前から全学年の子どもたちに読み聞かせやブックトーク、そして素語りを続けてくださっているグループの方々に対して、学校側は結構ひどい扱いをしているそうだ。教室が足りないということを理由に、ほこりまみれの冷暖房もない部屋を控室にと変えられてしまったり、担当の先生や司書の先生以外とは話す機会もないらしい。わたしもある場で校長先生がそのグループの人たちを「あのおばさんたちがどういう経緯でやってんのか知らない」と言っているのを目の前で聞いてびっくりしたことがあって、校長にとってはそのくらいの認識なのだ(で、いわんや、保護者の図書ボラなんて、と思った次第...所詮、母親の読み聞かせなんて、みたいな感じ)と。それにしても、おばさん呼ばわりはほんとうにいやな印象しかない。

そのおはなし会の方や図書ボラの保護者だって、学校に感謝されたくてやっていることでないけれど(あくまで子どもたちが本のすばらしさにふれてほしい、と思っているはず)、それにしてもひどいなぁと思う。嘘でもいいから、建前だけで本音は別、であっても、ぜーーーんぜん構わないから、「いつも感謝しています」的な態度を示せないものか、と。わたしは学校側の人間ではないにもかかわらず、おはなし会の方たちへの冷遇ぶりを耳にして、ほんとうにはずかしいと思った。

そういう状況ではあるものの、まずは読み聞かせのメンバーたちにもっと深い世界へいざなうきっかけとなれば...。学校側のことはまた違う次元で。まずは当事者であるメンバーが活動そのものを充実させて、子どもたちへ差し出せるものが少しでも多くなり、その結果、自分たちも得る体験を多くするのが大事なのであって、と(また)思ったんだけど(そのくらい学校ってば、なんだよな、というところにも戻りがち)。