6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

感謝感激感動の日

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昨日は幼稚園での読み聞かせ講習会だった。前日も子育てに関係する講演会があり、2日続けて保育時間中、参加者が少なめかなと心配したものの、期待以上の人数が集まってもらえて、前日準備していたレジュメが足りなくなるほど。
 
未就園のお子さんを連れた方から、下のお子さんがまだ在園で…とか、卒園した方、懐かしい顔もあり、レジュメやメモに書き込みながら真剣に聞いている人やうなづきながら耳を傾けている人、お子さんをひざに立たせてデモの絵本を見せている人…ほんとうに熱意があって…この雰囲気…と思い出したのは、長女の入園のためにあちこち園を見て回っていたとき、候補の一つだった園の説明会に出かけてそこにきていた人たちの態度に幻滅した後、子どもたちの幼稚園にきて、その雰囲気の違いにほんとうに驚いた。きちんとしているし、まじめで真剣だけど、冗談には笑い、下の子連れには優しく…もう10年以上も前のことだけど、今もなお…と感じた。

もっと気楽に考えて企画したけれど、いざ講習会を開催する、ということになると、やはり知っていた以上のことがあり、それをすべて引き受けてくれた人たちがいて、それをサポートする人、細かな準備や用意をしてくれた人...たくさんの人の協力があっての開催。しかも当日もいろいろな場面で心遣いがあって、わたしにまで、ということも。

その後、お昼ご飯をみなさんでいただきながらお話ししたり、アンケートとして書いていただいた文面を拝読し、これまた熱意が感じられ、それぞれのお母さんたちが子どもたちとの本のかかわりを持ちながら、その中で感じていること、また、小学校に通っているお子さんがいる人の、小学校の図書ボラに対する興味・関心がいくらかでも(もしくはこれまで以上に)持つきっかけになったのでは、と知ることができた気がする。

期待以上に大満足の結果だった、といえばそうだけれど、それはほんとうに想像以上の協力があってこそ、にほかならない。

もしかしたら読み聞かせのことなら講師の友だちを連れて来て、幼稚園のおかあさんたちにいくらかでも役立つことが伝えらえるかもしれない、小学校でも講習会は開いているのでなんとかなるだろう...なんて思っていたのがどんなにかおごっていたのか!そんなちっこい場所ではなかったんだ、と改めて気づかされ、はずかしくなる。
在園のお役のときからそうだけれど、少しでも自分の力が園や子どもたちのためになれば、と思ってやったことの何倍・何十倍ものことがお返しとなって与えられて、自分のためにやったことになっていたのだけれど、まさに今回もやっぱりそうだった。

さまざまな協力を得て、たくさんの人と話ができて、また新しい出会いもあって(そして懐かしい再会も何人もあって)、人との交わりの中で得られるものの大きさを実感した日でもあった。