6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

おはなし会、無事に…。

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前日夕方からの準備は、集まってくださった人たちのおかげで、考えていたよりもぜんぜん軽い作業で済んだ。飾りつけをすると、とてもかわいらしくなり、ものを移動したり隠したりしたらスッキリしたこともあって、我ながらなかなかよい感じ!とこっそり思った。

おはなし会は、少し離れた図書室まで足を運んでくれるのか気がかり、特に開始直後はまずは校内のお店をひと通り見て…となるので、しばらくは見知った大人同士で読んで聞いて…となることも覚悟したけれど、ひとりふたり…と小さいお子さん連れの方や、近くの保育園の子どもたちが来てくれた。その後、出入りはあったものの、終了時間まで途切れることなく、お客さまとして聞いてくださるお子さんやその保護者の方たちがいてくださった。先生がたも数人足を運んでくださり…といっても、関心のある先生、4人だけだったけれど…改めてお気持ちや気遣いを感じられた。

確かに、欲をいえば、もっと子どもたちやその保護者の大人の人にきてもらいたい、と思ったものの、外は文字通りのおまつり騒ぎでたくさんの人たちで賑わっている中、一歩図書室に入ると、静かにおはなしを聞く、というのは、また違った空気が流れていて、開催した側ながらよいなぁと思った。自分も落ち着いた中で過ごせたことで、あとから気づいたことだけれど、帰ってきた後の疲れ方がぜんぜん違って楽で、こういうのがのびのびできたってことのようにも思えた。

来てくれた子どもたちの中には、様子を見て帰る子や、一冊だけ聞いてパッと出る子もいたけれど、読み手が交代して、まだ続くんだ、とわかるとそのままいてくれる子も何人もいたし、絵本の読み聞かせをたくさん聞いていて、絵本の展開をなんとなくわかるのか、すごくいい表情かつ反応で見てくれる子もいた。図書ボラの人たちも元気をもらったはず。

おとうさんの読み聞かせも、新しくデビューした方や、もう数回読んでいるおとうさんたちも新しい本に挑戦してくださり、とってもよかった。今後もっと回数を重ねてくださったら…と願うばかり。

初めての試みで、発案は昨年度いた図書ボラだったのもあり、初めはおそるおそる話を進めていたし、図書ボラのみなさんもほかにいろいろ係や子どもがらみで携わっている方たちも多く、またまだ低学年のお子さんや小さな弟妹のいる方たちが中心なので、手が足りるのか、またひとりひとりの負担が大きくなるのではないかと心配だった。

結果としてはちょうどよい人数で…それぞれの方たちがこれまでや幼稚園などで、保護者の行事を経験されている強力なメンバーに恵まれたことはもちろん、思いがいっしょな人たちがやりたいと思ってくれたからこそ、力を出していただいて、気持ちよくできたことだと感謝でいっぱい。

頭の片隅にもっと〜したほうがよいのかなとよぎることは何度かありつつも、どこかあまり手出し口出しせず、気負うことなく臨んでできたことの、うれしさ。お役や立場、内容によってはそれでうまくいくとは限らないし、ほかの人たちへの負担やら責任、というのがあるんだろうけど、こういう立場でできたことが今回の経験。そこの判断や、口出しかげんを学ぶ、というか。

昔々の関係者、いろいろ言われていた人と初めてご対面して、ちょっとイヤミを言われたのも、ご愛敬。いっしょに協力することができる人と、できない人がいるというのも仕方ないこと。縁があるなし、くらいに。おかげで大事な人たちをもっと大事にしよう!と思ったくらいのこと。

もう一回くらいできたらなぁ、と思えるところで卒業というのも、ほんとうにしあわせなことなんだと思いつつ。