6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

子どもたちに言いたいことはあれど伝え方がわからない。

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すっかり寒かったことなど忘れてしまいそうな日々。朝晩、ひんやりとするけれど、何枚か重ね着して済むわけだから...あー、3月中に冬物一式出しておくべきだった、とまた思っちゃった。普段より時間かかっても困らないわけだし。

例年、新学期はわくわくそわそわだけど、子どものことだと不安や心配、祈るような気持ちばかりで、それって大きくなるにつれて減るなり慣れるなりするのかと思ったら意外とそうでもない。具体的な事柄は変わってきても質量としては小さいときと変わらず。そして、大きくなると、わたしが直接どうにかできない、ってところが加わるからある意味、負担が増えたのかもしれない。
 
長女はなんども「わたしは人見知りだから」と言っていて、かつ目立たないようにしているようで、そこが気になる。すごく積極的になることもないけど、そういうマイナスイメージの分、きっかけが減っているのでは?と思っちゃうけれど、本人なりに見つけていくしかないし、きっと似たようなタイプやそういう友だちを望む人がいることを願う。
 
概して「問題なし」とされて、それでもなんとかやっていく能力もある、と思うけれど、だからといって心配でないわけではない。頑張って入学した学校であっても不登校の人だっているだろうし、部活もやりたかったけれどいろいろあって辞める(休む)人もいるのも聞いている。勉強もやってほしいけど、やっぱりまずは学校生活を充実させてほしい、と思うし。昨日も午後ちょこちょこ話をして様子を聞いて、たわいもない話をしたけれど、こういう時間が長女にとってもほっとできる時間となりますように。

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いったん持ち帰っていたり新たにそろえたものなどを持って出かけたのだけれど、先日は筆箱一式、昨夜は帽子をひたすら探していた長男。ちょこっと注意したらひどく怒ってモノに八つ当たりしていた。そこで本気で怒った(ひさびさ)。帽子を探す過程で筆箱はでてきた。本人は「落とした」というものだから仕方なく一通り新調したばかりだったのだけれど。帽子は出てこない。
 
ずっと泣きながら黙って探したり、片付けていたけれど、寝る間際になって「さっきはごめんなさい」とまた泣いていた。いろいろと反省やら後悔やら自責の念があるのはわかっていたけれど、泣いていても解決しないんだよ、と頭では思う。だけど、泣かれると母としてはほんとうにせつない。なんでもいいから許す、というか、もういいよ、と思うんだけど、ここらへんが葛藤...そして、ちょっとだけいつも「甘やかす」ほうになってしまう。「一時的にどこかに入れたり置いたりしたとしても、必ず帰ってすぐに『元の場所に戻す』ってことをしてね」と自分でも徹底できないことを長男に告げて、帽子は買うことにした(社会科見学があってそういうときにないと困るし、普段も毎日被っていないと先生に注意されるため)。

案の定、今朝はひどい頭痛がしているという長男。自責の念、強すぎる。
 
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子どもたちに「注意したいこと」を思うと、自分だってできてないことだったりするので、つい口ごもっちゃう。「程度のの差」はあるけれど、それだってこちらはオトナだからなぁと思うと変わらないし、差もないことが多く。

それこそスマホタブレットばっかりやっていることを「ちょっといいかげんにしなよ」と言いたいんだけど、自分もスマホやっているときには言えない。いいわけがましいけれど、子どもたちが学校に出かけているときに仕事やら読書、家事をしていて(ひとりだから集中できる)、子どもたちが帰ってきてから夜にかけてはスマホで、ってなる...んだけど、子どもたちからすれば「おかあさんもやっているじゃん!」と思われそう...いや、長男はそういうこと絶対に言わないというか、「おかあさんは料理や洗濯しているんだから」という感じではあるのですが...。長男が言うほどではないにせよ、やることをやったから、というのはあるんだけども。咎められる気持ち、というか。

言い方を選ぶっていうのもあるし、言わなくてはならないことは確かにあるんだから、言うときは(自分がどうであれ)言うんだろうけど...うん。