6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

花散らしの雨から風、新学期直前。

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普段よりは遅めの起床でしたが、長男は今日「前日準備」ということで登校。わたしも図書ボランティアの新年度メンバー勧誘のための準備のため学校に行きました。
新6年生は、入学式の準備、各教室の机と椅子の数合わせ、1年生の教室の飾りつけや準備などをしていました。マンモス校なので結構な作業量。廊下のあちこちに机と椅子が並んでいて、それを持って上がる...結構な重労働。

何人か、長男の友だちや同じクラスだった子に会って挨拶をする。1年のころから知っている男の子数人も大きくなっているけれど変わらずに挨拶してくれてうれしかった。

校長先生、副校長先生、図書ボラの担当の先生は変わっていないですが、何人かの先生は離任し、新6年に指示を出している先生も見たことがない...転任の先生だったのでしょう。

今日は自宅にいる長女とともに3人でお昼を食べながら、何人かの先生の話を。「A先生は昼休み、Y●uTube見せているんだよ」「B先生も最後の頃(パソコンで)カラオケ大会をやっていたしねぇ。漢字ドリル終わらなかったのに。」なんて言われると何も言えない。

あー、新学期が始まる。担任の先生、だれかというのも気になるけれど、あえて考えないようにする。長男も最近ちょくちょく学校行くのいやだと口にするのが...うむ。

長女の学校は今日が入学式。朝は曇天だったけれど、みるみる明るくなり、晴れてよかった。「人生最良の日から1年だねぇ」と言ってみる。「そう?」と長女。達成感からすれば合格発表の日でしょうけど、制服着て初登校だった入学式こそが「入学できた!」と思えたことでしょう...?って、親だけか。親としての喜びがいくつかあるとすれば、次は結婚したときか、孫が生まれたときかかなぁ、なんてね。大学については期待していないというか、今の様子からはとても期待できないし。中学受験ほど喜べない、というのもありますが。まぁ、所詮、子どもの人生(子どものがんばり)だしな。

風が強くて強くて。ウチは坂の上だからなおさら強風。時折、風の音とともに真横に流されている桜のはなびら。はらはら舞い落ちる、というのではなく、真横。地面にもすっかり濡れてべったりくっついているはなびら。見ごろは過ぎてしまったなぁと残念に思う。明らかに雨のせい。「花はさかりをのみ見るものかは。*1」だっけ?暖かな気温とともに5月ごろのことを思い出す。季節って不思議。

*1:花は盛りに月は隈なきをのみ見るものかは。雨にむかひて月を恋ひたれこめて春のゆくへ知らぬもなほあはれに情深し。咲きぬべきほどの梢散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ。歌の詞書にも 花見に罷りけるに早く散り過ぎにければ とも さはることありて罷らで なども書けるは 花を見て と云へるに劣れる事かは。花の散り月の傾くを慕ふ習ひはさる事なれど殊にかたくななる人ぞ この枝かの枝散りにけり 今は見所なし などは云ふめる。よろづの事も始め終りこそをかしけれ。「徒然草・百三十七段(一部)」