6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

開花ももうすぐ

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今日、出かけた折、自宅周辺の桜も大きくなったつぼみの先端がすっかり色づいていた。確かに、昨日今日は特に暖かい。この冬はなかなかやってこなかった分、去るのも長く、途中、大雪もあって、春がやってくるのかしら、と思ってしまいそうだったけれど、ほんと、不思議。上着を迷った時期がいつの間にかすんなりその上着になじんでいく。

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昨日、自宅への帰り道、長女が定期券を落とした。自宅に戻って気づいたらしく、靴を脱いで部屋に入るなり、ボソリと言った。とりあえず、来た道を見てくるように言う。数ヶ月前にも電車の中ですられて、チャージした2000円弱を使われたことがあったのだけれど。わたしも後から再発行に向かうべく用意していたところで電話があり、たまたま通りかかった同じ小学校だった人が拾ってくれていて、交番に届けようとしているときに会ったらしい。その人に感謝だし、ヨカッタヨカッタ、ではあるけれど、なんだか本人の様子が物足りない。
 
そんな中、長男がふでばこ一式落としてきたことが判明。昨日、確かに大荷物だったなと思い出す。ふたつ持っていた手提げの、こっちにつっこんできた、という(なんでランドセルにいれないのか?)。しかも気づいたのは今朝。わたしは机の中にでも忘れてきたのだろうと思っていたけれど、登下校のときに見たけれどなく、机の中にもなかったんだそうだ。
 
たて続けに、というのもあるけれど、二人ともなんなんだろう。長男はあまり言うとへんに落ち込むところもあるからと気にしながら言ったこともあるけど、これまた懲りていない様子。なくても仕方ないってことじゃないよ、といってみたけれど、わかっているよ、と言い返されたのみ。どうなんだかなぁ。
 
学校の人間関係もなかなかしんどいらしく、昨日は習い事の帰り、ポツリと学校に行きたくないと言っていた。直接あれこれ言われることもあるし、周りがイライラピリピリしていて八つ当たりされることもあるし、で、楽しくないんだそうだ。もちろん楽しいことばかりではないだろうし、自分の小学生のころを思えば、シビアだったし、楽しくないことのほうが多かった気もする。そういうものなんだと思うけど、親としては心配だし、すごくせつない。
 
子どものことだからこそ、もっと言えば長女より長男だからこそ、そういう人間関係のしんどいところについては、身をえぐられるようにつらい。決して大げさな言い方でなく。
 
今朝は、ふでばこの件で遅くなった長男を友だちが迎えにきてくれた。今日の「あゆみ(通信簿)」にも、困っている友だちに声をかける優しさが素敵です、とあって、所見はよいところを見つけてよく書いてくれていると思いながらもうれしかった。そんなことひとつひとつにすがるような思い。
 
よきにつけ悪しきにつけ、どちらにしても、親が気にするほどでないのかもしれないけど、でもね…そういう長男だからこそ、ちょっとしたことで一喜一憂するんだよな、と。