6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

読書の本選びの段階移行のむずかしさ

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先日出かけた「家読み」についての講座。そもそもアカンボのころからの絵本の読み聞かせに始まり、やがて自分で絵本を読み、そこから物語の本へ移行して...ってことなんだけれど...あまりいい状態・状況ではないなぁというのがわたしの認識。
いわゆる「本好き」になってほしいとか、読書が楽しみのひとつになってほしいとは願っているし、「本を読む」というよりかは「文字(活字)を読む」ことが苦にならず、できれば得意になっていて、そのもうひとつ先にどこか心を慰めるような読書体験を持っていてほしい...大きくなって「あー、小さいころ、読んでもらったなぁ」とか「この本、気に入って何度も読んだなぁ」という経験が本当に後々どんなにか大事な思い出になるものだろうし。

小さいときは、積極的に絵本を買ったり、頒布会みたいなもので自分が手にとらないようなものまで棚に並べていたりしたけれど、だんだん「先回り」の本棚のラインナップとはいかなくなってきた。本屋さんにはよく行っているものの、子どもが手に取って読む、というには、必ずしも買いたくなる本ではなくて、むしろその逆も多かった。長女にいたっては「好きな本をのんびり読む」って時間がどんどんなくなってしまったし、長男はゲームの攻略本やマンガはものすごく「読み込んで」いるものの、ほかはなかなか(しくしく)。

ゾロリ、ハリポタから受験の国語の問題、たまに某アイドル映画の原作になったような軽いものなど読んでいたけれど、いわゆる児童書の名作は数が少なめ。こっそり本棚に入れておいたけど、○○シリーズの、少女マンガっぽい表紙の文庫本のほうが優先されているようで。中学に入ったら入ったで部活が忙しく、空いている時間はスマホかなぁ、ってところで、これまた残念。

その時期に読んでほしいというか、そういう「段階」を順に経ていくっていうのはとてもしあわせなことだと思うんだけどな...。うーむ。

嘆いてばかりいても仕方ないので、まずは本を選んでみるのもよいかも。本棚に並べてみるのが理想だけれど、読むかわからない本をそうそう何冊もそろえる、っていうのは金銭的にもスペース的にも...というのがあるものの、なんとか工夫しつつ、かなぁ。やっぱり昔のように、「全集」が入っていて、順番に読んでいく、というような読書経験は今となっては貴重なんだろうな。

わたし自身ももっぱら実用書ばかりで、なんだか余裕がない、っていうのもある。絵本の読み聞かせをやっていなかったら、ほんと、もっともっとひどかっただろう。共有できるほどではないにせよ、なんとかならないかな。考えあぐねているところ。