6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

気持ちの切り替え

前回しかり、このところ、すごく気持ちがささくれていたような、そんな気がします。ありとあらゆるところに、というのではなくて、お役の中に自分の身をおきながら、なんだかとても居心地が悪いというか、そこでの自分の物事の受け取り方がどうもネガティブな思いが出てきてしまって...。単純に、すぐに疲れやすいせいなのか、たまたま他人の言動が気になってしまうのか、自分でもよくわからないんだけれども。


今日、そのお役の中の人に、つらいことがありました。「いわれなき」非難をひどい剣幕でされた、ということなんだけれども、どう考えても、その人の状態があまりに悪すぎるし、なんでそんなことを言われるんだろう?とか、そこまで言われるんだろう?とか、そういう話になるわけです。わたしもここで言及すると、言ってきた側の人を批判していることになってしまいかねませんが、そういうことでもなくって、その人は「今、非常事態」なので、わたしからしてみれば、精神的にキビシイことになっているんだろう、というスタンスで理解しています。


ぶつけられた人は、わたしよりも目立つポジションだし、どうしても園の中で飛び交う母同士のネガティブな感情の矛先になってしまうせいもあれば、そういう目立つポジションだからこそ、いろいろな人たちからよく言ってもらう立場でもあり、それと同時に(それと同じ分か、もしくはそれ以上に)悪く言われてしまう立場なんだと思う。「代表」になっている以上、上下関係ではないものの、ある種、人の上に立つときもあるわけで、そのいいとこ悪いとこを含めて引き受けているわけで(引き受けたから、何を言われてもいい、という話ではなくて、そういう目に遭うことはそれなりに覚悟している、という意味)。


ものすごい怒りをそのまんまぶつけられたその恐怖たるや、ものすごいわけで、頭では状況や相手のことをわかっていたにせよ、その理不尽さゆえに同じように怒る前に、ものすごい恐怖が襲ってくる...というのはよくわかる。予想だにしてなかった相手や場面ならなおさらで。その気持ちを思うと、本当に気の毒だと思う。これは本当に同じお役の仲間として、そう思う。


ただ、そういう主観的な部分、同じ仲間としての部分ではなく、ごくごく客観的に見てしまうと、わたしにとっての学びは、先に書いたとおり、この立場でこそ、でもあるんだけれど、でも、もしかしたら、このタネになる部分は(ものすごくひどい言い方だけど)、その人が持っていた(すでに蒔いていた)タネだったのかもしれない、ということを感じてしまったのでした。

その人とはここまで言われるようなトラブルはなかったのは確かであっても、なんというか、その人が抱えていた思いを抱かせるような要因があったのかもしれない、ということなんだよね...いささか程度が激しいけれど、それは立場ゆえ増幅されたのではないか、というかね。ものすごいいやな言い方だけど...だからこそ、わたしはわたしで、わたし自身も何が返ってくるか、びくびくもしているわけですが。


具体的に「〜って言われた」という部分の批判の中に、わたしが最近、感じていた不満も含んでいたように感じたんだよね...いや、勿論、わたしはその人にそんなにひどい程度で怒っているわけでもないし、具体的にはまったく違う意味合いだと思うし、何か同じ場面や状況を共有したわけでも決してないのだけれど...もしかしたら、わたしが心に思ったネガティブな思いの中に、共通できるものがあって、それをわたしも投げてしまったのか...という気がしてきてしまって...。


勿論、こんなに強く投げたつもりもないし、わたしの中の不満みたいな漠然とした思いが、その人のせいなのだ、というつもりもないのだけれど、でも、そういう思いを抱くきっかけになった、っていうのはあってさ。だから、なんとなくわたしの中の気持ちにも返ってくるものがあって...いいわけっぽく、いや、そんなにやりこめたかったわけではないよーーー!ってね。


うまく説明できないのだけれど、もし今回の出来事の、後ろからちょいと後押ししてしまったのなら、そこまでの魂胆はわたしにはなかったよーー!!そんな意地悪をしたかったわけではないよーー!!とイイワケしたくなっちゃったわけで。


前回紹介した本*1にもそのことが書かれていた。

どんなことでも、自分が出した思いや行動は、すべて鏡のように自分に返ってきます。【中略】鏡の法則が面白いのは、自分が出したものが自分に返ってくる際に、それがいつどこで返ってくるのかがわからないことです。

「鏡の法則」なんて解釈次第じゃん、なんて思う人もいるのでしょうが、わたしにはまさにこの感覚がありありと実感している今日このごろなわけで。真っ先にこのことを思ったのでした...で、すぱっと気持ちを切り替えることにしました。っていうか、こういうへんな罪悪感を持つくらいなら、自分の中のネガティブな思いを考え直したほうが早い、というか。

*1:[asin:4838718799:title]