6月の雨の庭

中3女子、中1男子ふたりの子どもがいる、40代も半ば過ぎたところにいる母の日記です。

自分をゆるす

お友達から借りた本。

ゆるしのメッセージ―最高の自分をつかむために

ゆるしのメッセージ―最高の自分をつかむために

自分を変えたい!と思い、インナーメッセージを読み取って、その当時の自分を受け入れることによって変わっていく、というもの。わたし自身、昨年からの自分の取り組みと重なる部分が多い。

わたしには母親がずっといないので、子どもたちにとって、どんな母親なのかとっても気になり、最初は育児書に始まり、だんだんと母親に関するものを読んでいったんだけれども、たまたま手のかからない子どもたちだっただけに、いっそう、そういうものではどうしようもなくって、結局、自分と向き合うことで、子どもたちにとっても、本当の自分を通じての母親、というのになれるのではないか、と思ったことが、昨年からの取り組みのキッカケだった。

確かに、今までの人生、自分で選んできた結果であって後悔も(殆ど)ないんだけれども、でも、どこかヒトゴト感覚が抜けないところがあり、自分で選んできたけれど、決して自分を生きているわけではないんだ、ってことにはたと気づいたわけで。そっか、わたしは自分でそう強いてきたり仕向けてきたけれど、それって本当の自分だったのか、どうも自信が持てなくて。随分と感情や欲にもフタをしてやり過ごしてきたように思えて、今、そのフタをおそるおそる開けて検証しているところ。

本当にぐるぐるっと、かなりの勢いを持って、周囲が変わってきたような気がして、とまどうくらいだったのだけれど、これって自分が劇的に変化したことにほかならないな、と思う(<いやはや、自分でいうのもキモチワルイですが)。どういう言動をとり、周囲をどう理解するかは、やっぱり自分でしかないわけで、自分が変われば世界が変わる(いささかおおげさですけれども)ものだ、と思うことが続いています。

ただ、この効力も何度も補強していかないと、思考パターンのクセがまた出てきて、わたし自身も以前のような考え方(やたらと自己嫌悪するとか、落ち着かないとか、悲観的な見方をするとか)が、むくむくっともたげてきます。「自分を自分で認める」ことができるだけで、ほんと、楽になったんだけど、これまた日々「自分をゆるす」ってことが必要なのかもしれません。